どうもコンサル勤務けいぱぱです。
前回はマネジメントの基礎理論をお届けさせて頂きましたが、
今回は人材育成ステップの考え方をお伝えしていきます。
人材育成を行っている方にとって、
部下が成長していく姿は本当に嬉しい出来事だと思います。
一方で、なかなか成長しない部下に対峙した時は
「なぜ?どうして?あんなに教えているのに・・・」
と悩むこともないでしょうか?
今回はそんな悩みがある方にとって、
少しでも壁を乗り越えるヒントになればと思いお届けさせて頂きます。
- 「知る」と「わかる」、「できる」と「している」の違い
- 人材育成3step
- 成長が「早い人」、「遅い人」の違い
「知る」と「わかる」、「できる」と「している」の違い
最初に下の図をご覧ください。
<参考/乗り越える成長の壁>
この図は成長に必要な乗り越える壁を表していますが、図を見て育成のイメージは湧きますでしょうか?
私は1年ほど前に同僚から教わったのですが、
この図を見て「いま、部下がどこの壁にぶつかっているのか?」
部下の行動を振り返りながら考えてみると大変シンプルで分かりやすいことに気が付きました。
下記は恐縮ながら私が当時行った取り組みステップ例となります。
人材育成3step
<ステップ1>
・部下と図を見ながら会話を繰り返し壁の特定
<ステップ2>
・壁を特定したら具体的に壁の越え方を一緒に考え実行
<ステップ3>
・日々、壁を乗り越えられたか確認とフォロー
このステップで意識したことは、
ステップ2と3を何度も繰り返しながら諦めず実行したことです。
結果として、これまで部下は目標達成が出来ない状況でしたが、
見事3ヶ月間の目標を達成するまで成長しました。
更に図を見ながら壁を特定したことで相互理解が自然と深まり、
「早く壁を一緒に乗り越えよう!」という
モチベーションの向上にも繋がったこは人材育成の学びとなりました。
また個人のスキル・経験にもよりますが、
部下の入社歴で層別してみると以下のような壁で躓いていることが想定できます。
❶入社半年~1年未満・・・知識の壁・行動の壁
✔そもそも教わっていない、知識が乏しく戸惑い行動が思うように進まない
❷入社1年以上から2年未満・・・行動の壁・気づきの壁
✔行動は出来るようになるも本質の理解が乏しく、失敗を繰り返しながら本質を理解していく
❸入社3年以上・・・技術の壁・習慣の壁
✔経験を積むことで「できる」状態になる一方で、慣れなどで継続を怠り成長が停滞
成長が「早い人」、「遅い人」の違い
最後に「成長が早い人」と「そうでない人」の差は何処なのか?
私はこれまでの経験で「技術の壁」と「習慣の壁」にあると感じています。
習慣までの壁を乗り越えられたら本当の力になった証拠であり、そこから更に自身の成長に向けて磨き込まれます。
この壁は育成だけに留まらず、自身の成長を高めるきっかけにもなるかと思います。
もしも部下の成長で悩んでいる方や周りで困っている方がいたら、今回の図を共有して一緒に考えてみても良いかもしれません。
<再掲/乗り越える成長の壁>
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