どうもけいぱぱです。
本日のテーマは『マネジメントの基礎理論』についてです。
テーマの参考元は、プレジデント社より2015年に出版された、
「無理・無意味から職場を救う マネジメントの基礎理論 /著者 海老原嗣生」からとなります。
昨今、コロナ影響もあり、従来のマネジメントが難しくなってきております。
また、この春より新しく組織で部下を指導する立場になられてた方も
今回は、部下の自律を促す上司(育成担当)の関り方ポイントをお伝えさせて頂くことで、
自信のマネジメント方法の振返りや、社内で新しくマネジメントの立場になられた方への
アドバイスとして活用頂ければ幸いです。
電子書籍の方はこちらから
- 指示だしの基本
- Wayを話したつもりでもWhatを積み重ねている
- 部下が工夫を始める入り口が「Reason」
- まとめ
指示だしの基本
いきなり問題です。
この問題を読んでどこが悪かったでしょうか?
私自身は最初「何が問題なのか?」と正直にすぐ分かりませんでした・・・
下記より少し順を追って説明していきます。
心理学者であり、経営者としても成功をおさめた大沢武志は、
マネジメントの根幹とは「2つのWと2つのR」だと説いています。
2つのWと2つのRの意味は下の図の通りです。
<意味>
問題に出てきた副店長は、このうちのWhat(何を)しか指導していないのです。
ただ、経験が浅い相手には2W2Rを全て伝えても、かえって混乱を招いて困ってしまうケースもあります。
まずは、2W(何を)(どうやって)をしっかり教えることが大切です。
赤字になっているところが「Way(どうやって)」です。
Wayを話したつもりでもWhatを積み重ねている
下記は実際の本にも書かれている事例です。
昔にこの事例を読んだ時、まさに自分自身が行っている思考と一緒だと反省したことを強く覚えています。
<事例>
一見、この会話はWhatを示し、部下に聞かれて答えているかたちでWayも示しているように見えます。
ところが、このどれもがWayではなく、
新たなWhatを積み重ねて提示しているだけなのです。
部下自身もなんとなく分かったつもりで、実際に実行しようと思うとうまくこなせなかったります。
このままだと「なんであれだけ説明したのにやってないんだ?!」というシーンを引き起こしてしまいます。
大切なことは新たなWhatを積み重ねるのではなく、
いまやるべきWhatに対して、それをどうやるか、が本当のWayなのです。
たとえば、「30件電話をかけて、2件アポを必ずとれ」と言うのなら、そのためのWayは「リストを50件つくる」
ではありません。
本当のWayは以下のような感じになります。
これが本物のWayです。
改めて新しいWhatを積み重ねにならないように、
これを何度も自問自答するだけでマネジメントは必ずうまくなります。
部下が工夫を始める入り口が「Reason」
これまで2つのWについて説明してきましたが、
最後に2つのRのうち「Reason(理由)」だけ触れて終わります。
冒頭のハンバーガーの例をとれば、Reasonはこんな感じになるはずです。
部下
「ああ、ハンバーガーは丸いから、お客さんがどこから食べるかわからないんだな。
それで、どこから食べても同じ味になるようにしなきゃいけないんだ。」
ここまで理解した部下の行動はどう変化するでしょうか。
「そうか、じゃ、ピクルスは重ねて置いてはいけないはずだ。だって重なったらそこだけ味が濃くなってしまうから。」
そうなんです!
その結果、指示は「覚えること」ではなく、「考える事」に変わる。
そうすると、今度は「仕事は工夫することだ」だとわかり、その工夫により業務がはかどって楽しくなっていくのです。
改めて部下を指導する際は、
上の図のステップをイメージしながら、職場で活躍する一人一人の力を更に引き伸ばすヒントになれば幸いです。
<まとめ/理想の指導の姿は「理由を教える」>
マネジメントは奥深いので詳細に知りたい方は是非本を手に取って読んでみてください
私も以前に読んだ本ではありますが、また一読して見直したいと感じました。
参考になった本はこちら
電子書籍の方はこちらから
コメント