【プロサッカーチームから学ぶ】水戸が取り組む人材育成プロジェクトMVVについて

仕事

どうもけいぱぱです

人材育成についてお悩みがある方もいるのではないでしょうか

本日はプロサッカーチームから学ぶMVVについてです。

  1. 水戸ホーリーホックとは?
  2. MVV(ミッション・ビジョン・バリュー
  3. 面談は自分と向き合う時間

『MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)』をご紹介する前に、

プロサッカークラブの水戸ホーリーホックをご存知でしょうか?

現在(2022年)Jリーグの2部(J2)に所属する水戸ホーリーホックは、

茨城県水戸市をホームタウンに置く1994年に創設されたプロサッカークラブです。

若手主体のクラブになりますが、近年はJ1の強豪クラブへ多くの有望な選手を輩出している点でも注目されています。

そんな水戸ホーリーホックでは、プロサッカークラブとして初めての試みとなるプロ選手を対象とした

「社会に貢献する人材育成」「人間的成長のサポート」「プロアスリートの価値向上」

を目的とするプロジェクト「Make Value Project」を実施しています。

この取り組みは、人材育成としても活かされる観点が含まれていると思ったため、

今回はご紹介させて頂きます。

『MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)』とは、

多様性と交流を基盤に、様々な業種の講師を招聘し、異業種の方々の価値観や使命感に触れることで、

プロアスリートとしての存在意義や社会的な存在価値を選手たちに問い続ける取り組みです。

その一環として、キャリアコーチと選手が継続的に面談をして「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の策定をする取り組みが

2020年から行われています。

■Mission/ミッション・・・社会の中での自分の役割

■Vision/ビジョン・・・ミッションを実現した理想の未来像

■Value/バリュー・・・日々のこだわり、行動指針

目的は原体験を振り返り、自らのサッカー選手であるうえのスタンスや価値観、使命感を見つめなおすことで

ピッチ内外でのパフォーマンス、言動、行動の質の向上につなげていこうということが狙いです。

この取り組みを始めたキッカケは、クラブの責任者が

「あくまでサッカーは手段であって、自分のあるべき姿の実現こそが目的。そこに向かうためにも内面に問いかけることが大切」

という思いから起案してスタートされました。

MVVの取り組みの軸は面談であり、毎年キャリアコーチと約1時間の面談を計3回ほど行います。

1人称で完結しない、社会他者に貢献する目的としてのMISSION、

未来のありたい姿としてのVISION、行動指針としてのVISIONについて、

面談を通して言語化し具体的なイメージまで落とし込みます。

面談はあくまで手段であり、選手自身が自分の言葉で言語化することで軸が強くなります。

そして、毎年MVVで定めた言葉を記したプレートを選手たちに提供。

それをロッカーなどよく見る場所に飾ってもらうようにすることで、毎日何のためにサッカーをするのかを確認してから

グラウンドに向かってほしいという願いを込めているとのこと。

水戸ホーリーホックがクラブとして考える人材育成への想いは、

「グラウンドに向かう時には『自分は何のためにサッカーをするのか』ということを常に思い返してもらいたい。

サッカーに関われる時間は思っているより短い。自分の目的に一直線で向かっていくために時間を費やしてもらいたい。

なので、俯瞰したところで目的を確かめた上でサッカーと向き合ってほしいと思っています」

とクラブ責任者の方は熱く語られています。

私はこの取り組みを知った時、

もし社内で一人でも多くの方が仕事・社会に対する『MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)』持てたら、

きっとその会社の力は必然と大きくなるなと感じました。

そして、お互いの考えをシェアすることで相互理解も深まり、職場の雰囲気も自然と活性化されると思います。

もしあなたの会社や学校などのコミュニティ内で一度試していただくと人材育成・職場の活性化のヒントになれば幸いです。

私も、まずは自分自身の『MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)』を考えたいと思います。

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