【半沢直樹に学ぶ】オープン型リーダーシップについて

仕事の話

どうもけいぱぱです。

今回は去年、いやもう一昨年になるんですか

テレビドラマでは最高総合視聴率44.1%を叩き出した

半沢直樹」をテーマの内容として取り上げさせて頂きます。

(ドラマは終了した直後、半沢ロスなっていました…)

前シリーズに続き、国民的大人気を博したドラマ「半沢直樹」。

何度も苦境に立たされながらも最終的には「倍返し」する痛快さに、

展開が分っていてもスカッとする気持ちになった方も多かったのではないでしょうか。

歌舞伎を彷彿とさせる役者の名演技や数多くの名言にも注目されましたが、

私は主人公「半沢直樹」のリーダーシップにも注目しておりました。

今回はそんなドラマ「半沢直樹」から学ぶ、

『新時代のオープン型リーダーシップ』についてご紹介させて頂きます。

※ドラマのあらすじを見直したい方は、「半沢直樹」を押して頂けるとドラマHPに移動致します。

※ドラマをご覧になられていない方には、一部内容が分かりづらい点がありますことをご了承下さい。


このドラマの特徴は、古いリーダーシップと新しいリーダーシップの両方が登場します。

その一例として政府が設置した私設の再生検討チーム「タスクフォース」は、

トップダウン型の古いマネジメントタイプ。

この手の統制型リーダーシップは、個人・組織に対するプライドや意地を守ることが目的になりがちです。

一方、半沢直樹は組織を横断して様々な年齢・属性・会社の人たちと協働し、

目指す方向性や仕事に対する姿勢に共感する味方を常に増やしていきます。

新しい時代のビジョン型、そしてオープン型リーダーシップです。

(漫画「ワンピース」のルフィもこのタイプと言えます)

従来型の古いリーダーシップではトップダウンが中心となり、数少ないトップの言葉の意図を察することや、

その言いなりになることが求められ、メンバーは積極的に意見や本音を言い合うことができません。

これに反して、半沢直樹は目指す方向や立場が異なる多様なメンバーの話を聞き、

常に伝える側の伝わりやすい言葉で言語化し、同じ景色が見えるよう方向を示します。

諦めず伝わるまで語りかける「言語化力」と、メンバーの意見に耳を傾ける「傾聴力」

そして「共感力」3つを持っています。

ここから、新しい時代に求められるリーダーシップのあり方を垣間見ることができます。

なぜ新時代では『オープン型リーダーシップ』が求められるかというと、時代や市場環境の変化が激しく、

一つの仕事を成し遂げるためには、社内のメンバーだけで仕事が完結しないからです。

多様なスキルを持った人たちと協働しなければ、社会の変化に対応したビジネスを

生み出すことができなくなってきました。この傾向は今後もより加速することが想定されます。

その時一緒に働くのは、働く環境もキャリアも価値観も全く違う、他の職種の人や他社の人たち、

あるいはフリーランスの人たちであることも考えられます。

所属会社や立場が異なるメンバーと協働して仕事をするとき、リーダーがそれぞれの事情を無視して

自分の都合を押し付け、押さえつけるマネジメントをすれば、活発な意見が出なくなり、

メンバーは動いてくれなくなります。

これからの時代のオープン型リーダーシップに重要な行動として、

「求められる5つのマネジメント・9つの行動」という切り口でまとめられた資料がありましたので

共有させて頂きます。

※出典/書籍『マネージャーの問題地図』(沢渡あまね著/技術評論社)

特に半沢直樹は、以下の3点の行動が優れていたと考えます。

  • ビジョンニング

→そのチームが目指す方向や、少し先の未来を示し、メンバーに方向づけができること。その組織“らしさ”を語る力

  • 育成

→メンバーと組織の成長に投資できる。メンバーに足りていること、不足していることを可視化し、補うことができる

  • モチベート

→メンバーがチームや自分の目標達成に向けてチャレンジしようと思う意欲を醸成する

半沢直樹は常に『オープン型リーダーシップ』でメンバーを説得し、共感を呼んで一人ずつ味方を増やしていきました。

これからの時代に重要なのは、強制力ではなく共感力

そして言葉を尽くして周囲の心と行動を突き動かす力だとドラマを通じて強く感じました。

残念ながらドラマはもう終了しましたが、半沢直樹の行動で学んだリーダーの姿勢は

現実のビジネスの世界でも十分活かせる要素であります。

是非、少しでも皆さんの今後のリーダーシップの参考にして頂けますと幸いです。

個人的な思い出に残ったエピソード

最後に私事で大変恐縮ですが、「半沢直樹」で一番印象に残ったエピソードをご紹介させて頂きます。

下記は半沢直樹が部下に対して伝えたメッセージであり、

私自身の今後の仕事の姿勢に大きく影響を受けたメッセージでもあります。

<半沢直樹が部下に伝えたメッセージ>

「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。

その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。」

この言葉を忘れないよう日々精進していきます!

皆さんも忘れられないドラマや名シーン、セリフあったら教えてくださいね!

ではまた!


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