異業種・異職種へ転職する壁とは?

仕事の話

どうもけいぱぱです。

今と違った業界で働きたい、

今と違った職種で働きたい、

そう思う方が昨今増えたと感じます。

私としてはベースどうせ働くなら稼げる業界に行った方がよいですし評価される職種で働くのが最良と考えております。

併せて実際不安もあると思いますのでこの記事を見て転職活動が本当に合っているのか再確認の意味合いで見ていただけると幸いです。

例年春に向けて冬のボーナスを経て、来年に向けた転職活動を行う層が増える時期です。

今年はコロナ影響から不安定な状況が続き、より転職者はこれまで以上に

キャリアアップや安定収入を求めていることが予想されます。

この時期に採用活動を行う企業様としては、

これまで以上に有能な人材を獲得できる機会にもなり得ます。

一方で採用の質向上を狙い、経験者層を狙うことも有効な一手となりますが、

経験者層は採用ライバル企業が多く、獲得に苦戦し長期化する懸念があります。

今回はあえてライバル企業が少ない「未経験者=異業種・異職種」を狙う上で、

採用ミスマッチを生まないために、求職者が転職後にぶつかる壁についてご紹介いたします。

この壁を事前に捉えて対策を実施することで、

採用ミスマッチの未然防止と採用後の即戦力化も期待が出来ます。

  1. 調査結果のポイント
  2. 企業の採用活動のヒント

調査結果のポイント

転職を実現したビジネスパーソンに、転職活動前から活動後の意識を調べたところ、

「同業界 同職種」と「異業界 同職種」 「同業界 異職種」転職の比較で、以下の結果示されました。

(1)「業界」「職種」をまたぐ転職の壁は、“企業風土や職場慣習の違い”が壁になる。

  企業風土や社内文化の違いが求職者の転職活動や入社後活躍の負担となっている。

(2)「職種」をまたぐ転職では、“教育体制の充実”が鍵となる。

  前職とは異なる新たな実務スキルの習得機会の充実度合いが、求職者の企業選択の鍵となっている。

(株)リクルートキャリア発表の「第32回転職世論調査」より(n=1008)

企業の採用活動のヒント

転職活動後の求職者の意識について「同業界 同職種」と「異業界 同職種」「同業界 異職種

転職の差をまとめた結果が下表となります。

そこから見えたポイントから、企業の採用活動へのヒントを紹介します。

(株)リクルートキャリア発表の「第32回転職世論調査」より(n=1008)

【Point1】

「業界」「職種」をまたぐ求職者の採用は、企業風土や文化の違いによる負担を取り除くことが鍵となる

異業界」「異職種」への転職は、「同業種 同職種」との比較によるでは、

転職前の不安に思っていた項目として、「職場の慣習や企業文化になじめるかどうか」

転職後にとまどった項目として、「前の会社との社内文化の違い」が最も大きいという結果になりました。

「業界」「職種」をまたぐ転職では、企業風土や社内文化の違いが求職者の転職活動や入社後の心理的な

負担となるため、企業はそれらを取り除くことが、採用活動において重要と言えます。

調査に寄せられた声から導かれた採用活動へのヒントは、以下を意識したコミュニケーションと環境整備です。

✔「ゴール」・・・企業者組織が目指す戦略や目標

✔「ルール」・・・企業や配属される職場ならではの慣習や規範、制度

✔「ロール」・・・職場における役割の明確化とメンバーの特徴

✔「エール」・・・転職者受け入れのサポート体制

【Point2】

「職種」をまたぐ求職者の採用は、「教育体制」の充実が鍵となる

「異職種」への転職は。「同業界 同職種」転職との比較による差では、

企業を選ぶ際の優先項目として、「教育体制」が最も大きいという結果になりました。

「職種」をまたぐ転職では、教育が求職者の企業選択の優先項目の一つとして重視されるため、

企業は、実務スキルの習得機会を充実させることで、それを求職者に伝えることが求められます。

調査に寄せられた声から導かれた採用活動へのヒントは、以下を意識したコミュニケーションと体制整備です。

✔「求める能力の定義を明確にすること」・・・職場で必要な専門知識と実践スキルを明らかにする

✔「入社後のキャリアを“見える化”すること」・・・職務レベル毎に必要な能力とその範囲を示す

✔「評価者をきちんと置くこと」・・・仕事の評価を適正にできる人材を組織に配属する

✔「評価体制とそれに基づく育成環境をつくること」・・・評価と育成が連動した仕組みを整える

下記は再掲となりますが、異業種・異職種へ転職する壁は下記2点です。

(1)「業界」「職種」をまたぐ転職の壁は、“企業風土や職場慣習の違い”が壁になる。

  企業風土や社内文化の違いが求職者の転職活動や入社後活躍の負担となっている。

(2)「職種」をまたぐ転職では、“教育体制の充実”が鍵となる。

  前職とは異なる新たな実務スキルの習得機会の充実度合いが、求職者の企業選択の鍵となっている。

企業風土や職場慣習について、長く勤めていると今の現状がアタリマエになり、

「何が自社の風土や慣習なのか?」を特定することが難しい場合もあると思います。

その場合は社内アンケートを通し、言語化していくことも特定の近道となります。

ちなみに私が過去に担当させて頂いたお客様の中では、

入社1年未満の方は入社から3ヵ月置きにアンケートを実施し、

成長の経過を見ながらフォローを徹底されていました。

その他にも、退職される方に対してアンケートを実施し、退職者の率直な意見収集から

社内体制の改善に繋げられる事例もありました。

最後に取り上げた事例の企業様から大変感銘を受けた話として、

「始めることよりも、継続して改善し続けることが重要」と仰られており、

私も活動に取り組まれる姿勢として大変学ばせて頂きました。

皆様も異業種・異職種へ転職を検討されている場合

企業HPなどを見て自分の考えと相違がないのか

面接時に社風や雰囲気が自分に合いそうなのか

そして

教育体制はきちんと整っている会社なのか

実務スキルが身につく支援をおこなっているのか

評価基準はどうなのか

など今一度考えてみてください。

安易に今の会社が嫌だからという理由だけで転職を決意しないでくださいね

働く時間はどうしても人生で占める内、大半の時間を費やしてしまいます。

今回の紐解きで参考になれば幸いです。

ではまた!

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